闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
「はい。」
そう言って懐から1枚札を出して呪文を唱えると数秒後に
「確かにここの周りに人払いの結界がされていました。それと次元もちょっとずれていて私たちはその中にいるようです。」
「おいおい。それってやばくないのかお嬢さん。俺達は異次元に飛ばされたんだよねな。」
樋口さんが茉琴に話しかけると探索に終わった茉琴が
「私達がいる次元は擬似的に作られたものでそれに私達だけではなくこの国会議事堂から周囲100mに渡って張られています。
多分元の次元では幻覚の国会議事堂を見せれらているのでしょう。」
「そうか。なら近所のことを気にしないで思う存分出来るってことね。」
俺は整列している隊員の方を向き、
「お前達!これから行われる抗争は数時間前にも言ったとおり今後の世界の命運をかけたものとなるだろ!!お前達の働き次第で世界が壊れる事もあるだろう。だが!俺はお前達を信じてる!!だからそんな事は無いと信じてる!!
ここにいる奴らは組織の中でも優秀な奴らで俺直々に選抜したメンバーだ。
自分の力に自信を持て!お前らならできるはずだ!!
そして、現総理大臣 黒条 総一郎の悪事を暴け!!これ以上好き勝手させるんじゃない!!」