闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる


「でもね。妙炎。私がいつ死火を嫌いって言った?あの娘は私の妹でありお人形でもあるのよ。」


「おい!暁!!!」


「だから本当はお父様の手で死火が汚されるなんて内蔵が煮えくり返るくらいに苛立ってるの。だからあまりしゃしゃり出てこないで。」


妙炎の首元に黒光りしたクナイがあてられており切れないくらいに皮膚に触れていた。


暁のさっきまでの笑みはなくそれは弱者を屈服し獲物を捉えるような冷めた目をしていた。


妙炎も戦闘状態の目をしていたが暁の殺気に負け


「あーわかったよ!今日はちゃんとお利口さんにしてます〜。だから殺気閉まって。息苦しいよ。」


それを聞いて紅焔が


「僕もちゃんとお利口さんにするよ!だからねぇ暁!僕あの茉琴って女の子とやりたい!だって僕の結界に気づいちゃうんだもん。結構やると思うよ。」
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