闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる

そんな事を知らない翠玉は一人教室へと向かっていた。


教室に入るとやっぱり


「翠玉様!おはようございます!」


「おはようございます。」


「今日もお美しいですね!」


「いえ。とんでもございませんわ。皆様の方がとても可愛らしいですわよ。」


周りの人は


(ああ。なんて謙虚な人なのだろう。)


と思ってることだろう。


ただ単に翠玉が超絶鈍感なだけなんだ。


(私のどこが可愛いのかわからない。周りにいる女の子の方が可愛いのに。雲泥の差だよ!\_(・ω・`)コレ重要!)


これを中で聞いてる三人はいつものように呆れていた。

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