闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
あの時一緒にいた翔は今の暁の状態は分かっているみたいだ。
俺らの間に緊張感が流れているなかあちらのチビが騒ぎ出して
「ねぇ!!まだ!?早く僕達やりたいんだけど!!」
「私もー!!」
ただでさえ早く翠玉を助けに行きたいのにここで足止め食らっている俺はもう限界ギリギリまで来ていた。
黙らせようとしたら暁が
「ハハハハ!!そうだなそろそろ始めるか。お父様も催促がありそうだしな。
そうだ。ただ殺りあってもつまらないからこうしよう。そちらの団長さん。」
「なんだ?」
さっきの敵意剥き出しの顔とはまるで違うなにか企んでいそうなそんな感じでにっこり笑ってこちらを見ていた。
「私とゲームしない?」