闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
その言葉を聞いた瞬間クラスの皆は雄叫びを発した。
(うるせぇ。てか、学園長なんで私に教えなっかったんだよ。あとで殴ってやる。)
『『『抑えて抑えて。』』』
一人黙っていると男子が
「男!女!先生どっち!!」
「お前ら少し黙れよ。これから分かる事なんだからよ。おい。入って来い。」
ガラッ
「みなさん初めまして。九条 憐(くじょう れん)です。先月イギリスから引越して来ました。
日本には中学1年までいました。早く皆さんと仲良くなりたいです。
これから宜しくお願いします。」
それは紛れもない昨日の夜私に接触してきたミカエルそいつだった。
「「「「「「「「「「「「キャーー!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」
「やばいよ!めっちゃかっこいい!」
「王子様みたい!」
「彼女いるのかな?それに帰国子女でしょ!やばいよ!」
クラス中の女子が口々に話している時に私はついに
(うざい!黙れ!!!!!!!!!!!)
―――――パンッパンッ
手を叩いて皆を静めた。
「皆様方。騒がしいと他のクラスの邪魔になりますよ。」
「ごめんなさい。翠玉様。」