闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる

「これは斑の入っている容器を操作するリモコンよ。これで開けてあなた達は死火ちゃんを取り返して…ここから最深部の研究室に居るはずよ。」


「お前…何で。」


「フッ…そんなの気が変わったに違いないじゃない?あいつらの誰かがここを監視してるはずよ。もうすぐ私のようなキメラがここへ来るだからここからはや「いやー暁まさかだよね。見事に俺の術を解除して裏切ってくれたよ。」胡乱(うろん)…」


早速のお出ましか…


「暁。なんで俺の術が解けたの?それともまだ完成してなかったからかな?まぁいっか。暁には死んでもらうし。」


私も覚悟を決めるか。


「憐。」


「なんだ。暁」


「こいつはお前には分が悪い。だからここは私に任せてお前達は死火ちゃんを助けにいけ。」


私はボタンを押して斑を出した。


「でも…」


「さっさと行かないか。お前達がここにいる限り私はコイツと本気で戦えないんだ。」

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