闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
地上の交戦中であるお互いの勢力はほとんどそがれていた。
二本の足で立っているのはお互いの幹部だけだった。
相手はたったの4人だったのに対してこちらその何百倍もの人数で立ち向かったのに30分足らずで幹部以外の戦闘員は全員倒せれてしまった。
奇跡的に死人は出なかったが半分くらいが重傷者だった。
救護班はいま急ピッチでけが人の手当てをしていた。
その間にも幹部たちの戦いは続ていた。
「どうしたの?もうギブアップ?なんか詰まんないよねえ紅焔。」
「そうだね。妙炎。もうちょっと期待したんだけどな。なんか残念だよ。茉琴って言ったっけ?ちょっと術ができるくらいで調子乗ってんじゃないの?さっきから防戦ばっかで積まないんだけど。」
「・・・次はこうにはいかないから」
あるところでは防戦をしながら機会をうかがっていたり
「その小童。ようあちきの攻撃をここまで耐えられたもんよの。名はなんて申す」
「はぁ・・・はぁ・・・黎夜。」
「ほう。黎夜とも申すか。ここまでやるのはなかなか。してその名前記念に覚えておこう。ここまで腕の立つ人間を殺せるのだからな・・・」