闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる

こいつ、何の為にここへ来たんだ?


まさか正体を知って監視に来たのか?


それならなぜ正体が知られた。


あっちに私の他に境遇の人でもいるのか?


なら、調べてみる必要があるな。


「はい。わかりました。」


憎たらしいほどの笑顔で答えてきた。


(これで私の平和な学校ライフは終了した。)






゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*


放課後になり生徒が全員学校から居なくなった頃。


私は生徒会室に行かづ机に顔を隠して寝ていた。


『スイちん。もうそろそろ起きて九条が来ちゃうよ。』


「いやぁ。まだ寝てるぅ。」


「翠ちゃん。もう起きないとキスしちゃうぞ。」


ガバッ!


耳元で不快な声が聞こえて急いで起き上がると

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