闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる


「あいつはもともと出来上がっていたんだよ。キメラというほかにもヴァンパイアの血が入っているということにな。」


「「「「!!!!!」」」」


そこにいる誰もが驚愕だろう。


俺だってあいつから聞いてない情報だぞ。


「これは研究者全員知っているが本人兄妹は知らないことなんだ。というか知らないというより記憶を無くしているんだろうよ。だからおまrたちは知らなかったんだ。」


だからこっちまで聞こえてこなかったのか。


「それからお前らが完成した時にお父様は次の指令を出したんだ。あの兄妹のようなさらに上のキメラを完成させろとな。その第一号にして完成したのがこの俺なんだよ。」


どこまでこの話ぶっ飛んでんだよ。


もうここまで来れば俺なんかついていけねぇよ。


ましてや非現実的なことなんか信じるわけにはいかない。


信じれるかよ。


「それで、新型の製造方法が分かったから旧型のお前らは用済みってこと。」


あのくそじじいは総理大臣でありながらもう人権なんて無視なんだな。


「そんな・・・お父様が・・・」
< 383 / 466 >

この作品をシェア

pagetop