闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
決戦
それから俺らの体力が戻る頃に見えてきたのは今まで以上に厳重な扉が見えて来た。
扉の横には外から中の研究様子が見られる大きいガラスがあった。
俺が手の合図で
『隠れて中の様子を見るか。』
『了解。』
身を低くしてガラスに近づき左右の影にそれぞれ隠れ中の研究室を覗いてみると研究室はとても広く俺らの見ているガラスの位置は結構高いところにあるのが分かった。
いたるところに機械が置いてあっていてその機会から電気コードや何かのパイプなど何かの線が床に転がっていた。
そのコードやパイプは機会にすぐ近くに置いてあるさっき翔が一時的に入れられた容器が何列のも置かれていた。
容器の半分以上には中に液体が上いっぱいに入っていて獣耳や尻尾の生えた人間たちがそれぞれ呼吸器をつけて液体になかで眠っていた。
奥の方にはモニターが壁にいくつもつけられていてそこには各容器のデータが送り込まれていた。
俺たちは人間ではないから視力もとてもいいからここから翠玉を探しているが
「ここから翠玉は見えるか?」
「いや。見つからない。もしかしてここじゃないのかもしれないな。」