闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる


まあそんなことを言ってるがなんだかんだ言って信頼して任せてくるところが翔らしいな。


「それじゃぁ。俺の大切な猫ちゃんを助けるために行きますかな!?」


俺は手早くハッキングをして扉を順々に開けていった。


最後の扉を開け中に入るといたるところから機械音が出ていた。


扉をくぐり俺は銃の引き金に指をかけた。


そして、引き金を二回引いた。


パン!パン!


「国際探偵だ!!この場所はもう警察そして俺らGOD EYESに包囲されている!!おとなしく投降しろ!!」


その音と声で研究者たちは初めて侵入者である俺の存在に気づき騒ぎ始めた。


奥の方を見ると総一郎がこちらを見て笑っていた。


俺が総一郎に近づいていくと研究者たちは避けるように道を開けていった。


総一郎の近くに行くまでに容器の間を歩いていくと研究の壮大さが改めてわかった。


「国際探偵のトップミカエラ。よくここまでたどり着いたもんだ。」


「情報提供者がいたもんでね。それに、ここのお嬢さんからもパーティの招待状をもらったんだ。来ないわけにはいかないだろ。」

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