闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる

思いっきり暴れようぜ。親父」


それを聞いた親父はニヤリと笑って


「ああ。感謝するぜ。さすが俺の息子だよ。」


「なら後でいっぱい話そうよ。母さんと父さんで。」


「その時に自慢の彼女を紹介してくれよ。」


「当たり前。それと時期にあんたの娘にもなるしな。」


そんなのんきな話をしていると横目で総一郎が頭を抱えて


「なんで・・・なんでだ。あの娘は厳重に監禁されているはずなのに・・・」


「あのキメラになんか今のお前らの技術じゃあいつらの頭脳になんか勝てるわけないだろ。その証拠に子供の時に一回だけ翔は俺の母さんの部屋に入ってるらしいからな。」


「バカな。バカなバカなバカな!!!!これじゃ今までの計画がパーになるじゃないか!」


(こんなもんで人間は・・・もろいな)


俺と親父の間で奇声を発している男に親父が近づいて

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