闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
屋上にいくと日はもう傾いて来ていた。
「で、本題は?」
「探偵団のか「却下」」
「なんでだよ。」
「だから言ったでしょ。私は殺し屋。探偵団になんか入って何があるんだよ。」
憐は少しの間考えて
「…………お前。今の生活で満足してるのか。」
「は?なんでよ。当たり前じゃない。」
「それならなんでいつも目には光が無いんだ?」
「!?…か、関係ないわあなたになんか。知ってどうするのよ。」
真面目な顔になって
「お前のことを助けたいんだ。」
その言葉に私は笑えてきて
「勝手なことを言わないで……………このヴァンパイアが。」