闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
「今まで下等な種族に愛するものを人質に何回もこき使われて来たからな。
きっちりお返しさせてもらうわ。」
だんだん近づいていく距離に総一郎の顔は徐々に青くなっていった。
そして一発首に手刀を入れて気絶させ
この研究所の最深部へと向かった。
全長50メートルくらいの廊下を走っていくとすぐにその部屋は見えて来た。
部屋はモニターがつけられていて薄暗かった。
あたりを見るとモニターなど機械類が置いてある場所の横には先ほど地下を覗くためのガラスのようなものがここにもあった。
そこにはこことはまるで次元が切り離されているような白一色にまとめらえている部屋の真ん中にさっきの研究に使われていた容器よりも倍のデカさの容器が置かれていた。
その中には
「翠玉!!」