闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
容器は母胎
液体は羊水
呼吸器は母胎と胎児を繋ぐへその緒
今の翠玉は神秘的でもありながらとても儚げだった。
『今回の翠玉の段階は実際に翠玉のDNAを調べて解析をしてそれを培養する。
クローンを作ろうとしていたんだ。あいつだけのお気に入りだったからな。』
それでクローンをいっぱい作って最強の人体兵器を作りながらお気に入りのお人形に囲まれたいのか・・・
最悪にもほどかあるだろ。
『よし。憐、解除した。いま開くからな。』
俺はその場所から離れると中の液体がなくなっていきそれを外側のガラスが上の方へと持っていかれた。
部屋の真ん中には30センチくらいの楕円形の舞台だけが残りその上には翠玉が寝ていた。
俺は上着を脱いで翠玉にかけると抱き寄せて
「翠玉、翠玉。」