闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
そして俺の方に視線を向けるとゆっくりと俺の方へと近づいてきて
「憐?なにか困ってる事でもあるの?」
「………は?」
「あるんだね。」
それだけ言って俺の後ろのモニターを見てから翠玉は総一郎の方へと歩み寄って
「お父〜さ〜ん♪フフフ♪」
足取りは軽く後ろから見るとただ楽しそうに父親に向かっているように見えるが俺が見た時には翠玉の目は笑っていなかった。
「お父さん?爆弾はどこに隠れちゃったの?」
総一郎は翠玉の気迫に恐れをなして何も言えなくなっていた。
「わ・・・私の娘だと・・・して、も、教えるにはいかないんだ・・・」
「ふーん。」
すると翠玉はさらに総一郎に近づいて
「早く教えないとお父さんの・・・大事なところ・・・もう使えなくなっちゃうかも♪」