闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
このときの俺はこれ以上のことは出来なかった。
翠玉は親父に任せて俺たちは地上に出てきた。
地上も中々の戦いだったみたいで所々破損などが見られた。
「このままだとマスコミがもう聞きつけてるかもしれないな。」
樋口さんがそういうと俺は翔に連絡をとって国会議事堂の裏側に車を回させて翠玉は翔に任せた。
車での移動中翠玉はひたすら震えていた。
親父は樋口さんち一緒に母さんのところに向かった。
翔と変わるとき
「憐?これはどういう意味かな?」
こめかみに青筋を浮かべていた。
翔の約束は守れなかったな・・・
それにしてもあの時の翔・・・怖かったな・・・
「翔。ほかの幹部たちはどうした。」
「先に戻って後処理に回ってる。」
「そうか。」