闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
そして俺は少し笑ってから次に行う仕事のことを考えて遺体安置室を後にした。
その日の夜は久しぶりに家族一緒に夕食を共にした。
家族と言っても俺と親父と翔と今日は翠玉、樋口さんも加わった。
母さんはまだ入院中だが容態は安定しているらしい。
親父がそういっていた。
今月には退院できるらしい。
今まで翠玉は何も口にしていなかったらしいからこのときはほんの少ししか食べることしかできなかった。
と言ってもスープしか口にすることができなかったがそれでも何かを入れることだけでもよかった。
「でもまたあいつらの子供たちと食事を一緒にできてよかったよ。しかも自分の息子と拓翔たちの娘が付き合うんだからな。」
「「グフッ!!!」」
紅茶を飲んでいた俺と翔が一緒に吹いた
「親父。ここで言わないでくれよ。」
ただでさえ翔とちょっと雰囲気がやばいのに・・・
しかもそのこのことを知らないからのんきにデザートのアイスをほおばってるし・・・