闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる


「それにしても龍牙。あの時のこと覚えているか?」


「なんだ?」


「恋華と晴那がこいつらをある程度の歳言ったら婚約させるって言ってなかったか?」


「はぁ!?」


「ええ!?」


「そんなこともあったな。」


そんなこと知らないぞ!!


前を見ると・・・


ほら見ろ翠玉も驚きすぎでオロオロしながらスプーンを振り回してる。


「もう話はここで終わりにしようぜ。翠玉も噴火しそうだ。」


そう言って翠玉の手を掴んで部屋を出るときに後ろの方にいい歳したオヤジども二人がブースカ言ってるのが聞こえた。


(そんなことしなくても翠玉は俺の将来の嫁さんだよ。)


そんなことを秘かに思いながら翠玉の部屋に向かった。


(チャペルがいいかな・・・あ神前式もいいな)


やばい翠玉可愛すぎ・・・
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