闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる


私と憐が丘に着いた時にはもう恋華さんや陵牙さんお兄ちゃんがいて仲良く話していた。


私は憐から下してもらって近づくと憐の部下の駿さんが私達に気づいて


「やっと来たのか。なら始めるか。」


よく見るとお兄ちゃん達のほかに神父さんみたいな人がいてこっちに来た。


私はまだほかの人には慣れていないから憐の後ろに隠れた。


「やっぱりまだ駄目か?」


「うん・・・」


憐は私の頭をポンポンして神父さんに近づいた。


「初めまして。と言っても一回会ってるはずなんですがあいにく私はその時小さかったので記憶にないんですよ。」


「仕方ないですよ。あの時は君はまだ幼かったですからね。仕方ないです。でも見ないうちに大きくなりましたね。そちらのお嬢さんは?君の彼女さんですか?」


「はい。私の大切な人です。それとあの時の拓翔さんと晴香さんの娘の翠玉です。であそこにいるのが息子の翔。」


「そうなんですか。」


そしたら神父さんは私の方に目線を合わせると


「初めまして。私教会で神父をしています長谷川です。」

< 459 / 466 >

この作品をシェア

pagetop