闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
某横浜倉庫
一人の少女の歌声が倉庫出集合地に響いた。
その声はまるで懺悔の歌姫を思わせるものだったが違っていた。
歌っている声はまるで子供がルンルンで歌っているようだった。
「London Bridge is falling down.
falling down.falling down.
(ロンドン橋 落ちる落ちる落ちる)
London Bridge is falling down.
My fair lady♪
(ロンドン橋落ちる可愛いお嬢さん♪)」
その少女はある広場へと出た。
そこにあったものは…闇の人間だった。
人数は50人ほど、性別、年齢、体格、全てがバラバラだった。