闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる

約束



翠玉seid


任務を終えた私は夕方言った倉庫へと向かった。


『ねぇ。翠玉。まさかあなたもう心の中では分かってるんじゃないの?』


紅音がそう言った。


何のこと?


もしかして


「まさか!仕事する前に食べたメロンパンもしかして紅音の!?」


『はぁ。いいわ。何でもない。』


へ?なんでため息?意味分かんないんだけど。



だけど良かったあ、あれ誰のでもなかったんだね。


『あああああ!翠ちんそのメロンパンうちの!なんで食べちゃったの!』


あ、あれ七彩のだったんだ。


「あ、そうだったの?ごめんね。(棒読み」


『謝る気無いっしょ!折角取っておいたのに!明日の楽しみにしてたのにぃ…(泣)』

< 75 / 466 >

この作品をシェア

pagetop