闇に棲む猫はヴァンパイアに捕まる
約束
翠玉seid
任務を終えた私は夕方言った倉庫へと向かった。
『ねぇ。翠玉。まさかあなたもう心の中では分かってるんじゃないの?』
紅音がそう言った。
何のこと?
もしかして
「まさか!仕事する前に食べたメロンパンもしかして紅音の!?」
『はぁ。いいわ。何でもない。』
へ?なんでため息?意味分かんないんだけど。
だけど良かったあ、あれ誰のでもなかったんだね。
『あああああ!翠ちんそのメロンパンうちの!なんで食べちゃったの!』
あ、あれ七彩のだったんだ。
「あ、そうだったの?ごめんね。(棒読み」
『謝る気無いっしょ!折角取っておいたのに!明日の楽しみにしてたのにぃ…(泣)』