22歳の僕
23歳の僕
今日こそ、退職届をださなきゃ。家族の事を思うと胸が痛くなったが、これ以上仕事を続けることは耐えられなかった。
出社し、店長を探した。出社するはずの店長はいない。他の社員に尋ねると運悪く今日も休みだった。
仕事を終え帰ろうとすると、豊嶋さんが声をかけてきた。「これからみんなで休憩場にいくんだけど、いく?」正直うんざりしたが、断る事ができず従うことにした。
休憩場と呼ばれる場所は従業員専門の場所だった。エレベーターで移動し他の量販店の従業員もそこで利用する。
そこに着いたのが21時を回っていたせいか、他の量販店の従業員はいなかった。
そこの部屋にいたのは僕ら4人だけだった。
僕は不本意で来たのでさっさと帰るタイミングを伺っていた。
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