私とあのコと貴方と。
だから、最後に気持ちを伝えることにした。
今日で私はこの学校に行くのは最後になる。
でも、私が転校することは先生以外知らない。
私が誰にも言わないでくださいと言ったから。
何度も先生はそれでいいのか?って聞いてきたけど、
私は頷くだけだった。
そして放課後、貴方に....陵に話しかけた。
友達と話していた陵は気付いて近付いてきた。
「どした?帰る?それともどっか行くか?」
私は精一杯いつものように笑って言った。
「どっか行こう!」
「おうっ!わかった!じゃあ、ちっと待ってて。」
そう言ってさっきいた場所に戻ると友達に、「帰るなーじゃあまた明日な」と言って、鞄を持って来た。