ペナルティ

お圭さんがきて早3日

彼女が苦手だったのは料理だけではなかった

お圭さんは家事全般が苦手だと発覚

今はできることを優先に任せて、他は少しずつ練習中

でももともと器用なのか、飲み込みが早いのかすぐに習得していく


お圭さんは私と違ってとても可愛らしく明るい人でよく喋る

みんなに気に入られたみたいでよく隊士のみんなとお喋りをしている


「祐姫ちゃん祐姫ちゃん!聞いたよ~池田屋のとき活躍したんだって!?」


何故かテンションの高い彼女に干すのを任せて、私は黙々洗濯物を洗っている


「いや、別に私は何も」

「またまたぁ謙遜しちゃって♪みんな祐姫ちゃんのこと誉めてたよ~?」

「…そう」

「本当祐姫ちゃんは凄いなぁ、家事全般できるんだもん」

「そんなことないよ、私にできることは…これ以外何もないから…」

「祐姫ちゃん?」

「私掃除にいきます、あとよろしくね」


お圭さんの返事を聞く前に掃除道具をとりにその場を去った

お圭さんが今まで見たことないぐらい冷たい目で私を見つめていたとは知らず





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