ペナルティ

∽沖田side∽


「コホッ…」


最近咳がでる

自分の身体なんだ、これがただの風邪じゃなさそうなことくらいわかってる

たぶん祐姫ちゃんはこのことを知っている

だってさっきだって悔しそうに僕と顔をあわそうとしなかったから

あの様子からして死病―労咳―なのかもしれないな

祐姫ちゃんに言われた通り横になっていると人の気配がした

祐姫ちゃんが干菓子持ってきてくれたのかな?


「沖田さん、圭です。入って良いですか?」


お圭さん?何でここに?


「はい、どうぞ?」


―スッ


「祐姫ちゃんに代わって干菓子持ってきたんです♪」


お圭さんはにっこり笑うとお茶と干菓子ののったお盆を見せた


「嗚呼、ありがとうございます」

「沖田さん、お暇なら私とお話ししません?実は仕事が終わったとこなんです」

「良いですよ?」





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