ペナルティ
「祐姫ちゃん!?え!?祐姫ちゃんが起きた!」
義母さんの呼び掛けに答えれずいると、慌てだした
「あ!えっと、あなた!祐姫ちゃんが起きたわ!」
「何だって!?」
義母さんが廊下で叫ぶと直ぐ様義父さんが現れた
「嗚呼…良かった…」
義父さんは顔をしわくちゃにしながら涙を流して、優しく私を抱き締めた
義父さんの肩から義母さんをみてみると、義母さんも泣いていた
「私…生きてるの…?」
「勿論よ。お腹を刺してから1ヶ月ずっと寝ていたのよ」
義母さんの言葉に耳を疑った
「1ヶ月…?」
「そうよ」
私が驚いたのは1ヶ月も寝ていたことではなく、1ヶ月しかたっていないということだった
私は今まで確かに何ヵ月も新撰組にいたんだ
あれは夢だったの…?
いや、傷の痛みは本物だった
此方と彼方は時間の進むスピードが違ったというの?
私は意味がわからなかった