ペナルティ

ポツリと沖田にいったのとほぼ同時に襖が開いて、土方ともう一人

厳つい、それでいて優しそうなそんな人が入ってきた


「やぁ、君が木村君?私は近藤勇、ここの局長だ、よろしく」

「………」


私は入ってきて早々にっこり微笑みながら自己紹介をする目の前の男─近藤─をじっと観察する

あるいみ睨んでいる、といっても過言ではないかもしれない


「いやぁすまなかったね、今日は帰ってくれて構わないよ」


“今日は”という言葉が気になるがここを出ていって良いというので立ち上がる


「待ちなさい」


襖の前まで来たところで近藤さんが私を引き留めた





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