ペナルティ
首の傷もそうだけど、背中の傷は本物
どこかまだ信じきれていなかった私はようやく信じれた気がした
でもなんでこの時代にタイムスリップしたのかわからない
ただ上げるとならば、これは私への…―
「─…罰、なのかな」
「バツ?何いってるんですか?」
「……沖田、何」
「僕ですか?僕は佑姫ちゃんの食事を持ってきたんですよ、お腹空いてますよね?」
沖田はにこにこと微笑みながら私の側に座るとお盆をおいた
「で、バツって何のことです?」
「…何でもない」
「貴女、怪我してるので止めておきますけど、まだ疑いがはれたわけではありませんから。全て吐いてくださいね、怪しいことしたら…僕、斬っちゃいますから」
「だから、良いよ、斬って」