ペナルティ
「とにかく、ここから出よう…」
いつまでもここに寝てるわけにはいかない
私は沖田か出ていくと手をついて立ち上がろうと身体に力を入れた
「クッ…」
でも背中が痛くて思うように力が入らず起き上がれない
「イッ…」
痛みが収まりかけていた背中に再び鋭い痛みが走る
私は立ち上がるのを諦めるとほふく前進でふすまの前まではった
「っ…あと、少し…」
─スッ
私がふすまに手を伸ばしたのとほぼ同時にふすまが勝手に開き沖田がにっこり笑いながら仁王立ちしていた
「そんな格好で何をしているんですか?」
「えっと…その…おっお手洗いに…」
「…ふーん…」
沖田がすくっと目の前にしゃがみ私をじとーっと鋭い眼差しを向ける