ペナルティ

「嘘はよくありませんねー?傷口開いちゃったみたいですし、大人しく戻りましょうねぇ」

「きゃっ!!さっ触る、な!!」


抵抗を試みるも身体が思うように動かずあっさり布団の上へと戻されてしまった


「山崎くーん?そこにいるんですよね?傷口開いちゃったみたいですしお願いしますー」

「ほんま大人しゅうしてもらわんと困るでー」


声がしたかと思えばいつの間にか大阪弁の男がいた

どうやらこの人が山崎のようだ

山崎は傷口を見ると面倒そうに包帯を外し始めた


「畜生っ…」

「そんな身体で逃げれると思ったんですか?僕をそんな甘く見ないでほしいですね」


沖田が私を見下しながら嘲笑った


「これに懲りたら大人しく寝ててください、佑姫ちゃん?」


そういうと沖田は部屋を出ていった

山崎もてきぱきと手当てをするとさっさと何処かへ行ってしまった





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