ペナルティ
その後、新撰組は監察方の活躍で桝屋の倉から武器を発見
今は桝屋喜右衛門―本名 古高俊太郎―を捕らえ尋問にかけている
「良かった…何も問題なく進みそう」
最初は私がこの時代に来たことで、史実が変わってしまっているのではないか、という不安があった
でも何も変わらず進んでいるようだった
「このまま進めば今夜の夜か…」
この事件で新撰組は活躍して、勇名を馳せることになる
記憶が正しければ、平助は額を、新八は手を傷つける
できることなら傷つけないよう注意したい
でも私にはできない
「くよくよしてても仕方ないわ!私にできることは、一秒でも早く手当てすること」
そう、少しでも役に立てるように私は準備をしなきゃ
「でも問題は沖田だよね…」
肺結核と熱中症どっちで倒れるんだろう
「総司が何だ」