ペナルティ

「とにかく体を冷やさなきゃ!!水をかけて扇いで!!」

「「「「「はい!」」」」」


戸板にのせて外まで運ばれた沖田

周りの隊士たちに指示を出すと持ってきてもらった団扇で扇いだ


氷があれば早いんだけど…

今この時代にあるのかわからない

あってもすぐ用意できるかもわからない

砂糖水は飲ませた、今は水をかけて扇ぎ続けるしかない


「早く…目を開けなさいよ!!」

「っ…はっ!!」


沖田が目を覚まして起き上がった


「沖田!良かった…」

「祐姫ちゃん…ここは?」

「池田屋の前よ。沖田は熱中症で倒れたの」

「そう、ですか…私、戻ります」

「ダメよ!それより、沖田は病と戦いなさい」


沖田をもう一度寝かしてゆっくり扇ぐ





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