ペナルティ
女と男
池田屋事件から1ヶ月
新撰組は平和な日々を過ごしていた
「祐姫ちゃ~ん♪お菓子くださ~い」
「はいはい、そこの棚よ」
熱中症で倒れた沖田
刀を握りたいのかなかなか大人しく寝てくれなくて看病は大変だった
でも最近やっと体調を戻し練習に加わることができるようになった
頭を切った平助はあれからちゃんとした医師に七針も縫ってもらった
もちろんこの時代では傷跡は消えない
それでも平助は『英雄の証』とかいって笑ってた
ポジティブなのか、それとも強がってるのかわからないけど
今の私にはとってもありがたかった
「あ、そういえばこのあと幹部会があるんですけど、祐姫ちゃんも呼ばれてましたよ?」
「へ?私も?なんで?」
「さぁ?」
まぁ、いっか
お茶を用意していくか
「沖田、お茶持ってって」
「はーい」