学校一の王子の恋愛ゲーム
「あたし、サンドイッチがいい!」
「たこさんウインナー。」
「お菓子♪」
みんなが口々に食べたい物を言っていく。
「ちょ、待ってって。」
凪はホワイトボードに書き込みながらもみんなを静止しようとするが、みんな止まらない。
「司会を聞けー!」
凪がおもいっきり叫ぶと、みんなは静止した。
「勝手に言ってるけど、みんなで作るんだよ?」
凪が説明した時、愛衣以外は「何言ってんだこいつ。」という目で凪を見た。
「な、なんだよ。」
「そんなん作るのが好きな人が作ればいいじゃん。」
みんなは口々と文句を言う。
「作るのがやなんぢゃないよ、愛衣の料理が食べたいの。」
「凜羽♪」
愛衣は凜羽に抱きついて頭を撫でる。
「じゃ、決定で。」
「買い出しは誰が行くんだよ。」
しーん。
みんなは一致で凪を見る。
「え、俺?」
「多数決で決定。」