学校一の王子の恋愛ゲーム
「っは…ぁ」
「君、息しないの?」
目の前にある紅い頬に恭弥はキスして、耳に呟く。
くすくす笑うなっ…!
くすぐったいっ//
「学園長に息当たるのやだ。」
「何それ。てか君、僕のこと名前で呼びなよ。」
ムスっとする恭弥。
「知らないよっ!と、とにかく、あたし帰るからっ。」
恭弥の上から優芽は退けようとすると、腕の手に力が込められてまた引き止められた。
恭弥は微笑んでいる。
「帰したくないんだけど?」
「そ、そんなこと知らないってばっ//」
優芽が力ずくで腕を引き抜こうとすると、恭弥はぱっと手を放した。
「わっ」
優芽はその勢いで後ろに倒れた。
「何で倒れてんの?」
位置逆転。
恭弥は上半身を起こして、優芽は簡単に組み敷かれた。
「ば馬鹿じゃないのっ。」
このドS様がっ。