学校一の王子の恋愛ゲーム
宣戦布告?
もしこのままあたしが姫になったら、嫌がらせとかされるんだろうか…。
でもそんなことにびびって自らステージを降りるなんてあたしが廃るし。
「あたし、戦ってあげるよ。」
優芽は自分に向かって言った。
恭弥はそうなると分かっていたのか、ステージの隅で待っていた男に指を鳴らして合図した。
「はいよ。」
男は返事して前に出てくると一枚の紙を広げた。
「これより、姫桜優芽に1年間姫の称号を与える。姫に相応しい態度で生活を送るように。」
読み終えて紙を閉じると、男は再び元の場所に戻った。
そんくらいの文覚えてよ…。
優芽は呆れた。