俺様不器用男子の甘い愛情



見上げれば、隼世くんがあたしの後ろに立ってた。


「おはよ、隼世くん」

「んー。おはよ。よかったな~茉璃の弟」

「うん……きっと隼世くんが璃玖に協力してくれたんでしょ?」

「なんもしてねぇよ」


ほんとは協力的な隼世くんなの知ってます。


よかったね、璃玖。


やっぱり自分の家族が幸せになってくれるのって嬉しいです。



「ふぁ~………ねむっ。俺らも教室行くか」

「はい!隼世くん今日は朝練無かったの?」

「あったけど寝坊した。5時起きはつれぇよ」

「寝坊はダメじゃないですか~!」

「茉璃のくせに生意気」


そう言って、隼世くんは朝の玄関で堂々とキス。


いくら触れるだけとは言えど誰かに見られてたらそのっ………


恥ずかし過ぎてやってけません!


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