俺様不器用男子の甘い愛情
ぐったりとしたダルい体で寝返りを打てば、隣にはスヤスヤ睡眠中の隼世くん。
あ………寝顔って案外幼いかもです。
「かわいいですねっ」
起きてる前じゃ言えないことを寝てる本人に言ってみる。
「んーっ……お前のが、かわいい」
「は、隼世くん!?お、起きてたんですか…?」
「茉璃がうるさいから起きた」
「静かにしてましたよ!」
「はいはい。嘘だって……」
掠れた声であたしの頭をガシガシ撫でる。
改めて隼世くんの寝起きカッコイイ……。
ちょっと茶髪がかったセットしてない髪も最高です……。
「何じっと見てんの?」
「べ、別にっ!!何でもない、です……」
「惚れ直した?やっぱり俺が茉璃にとって一番だろ?」
「そ、そうですよ……」
「そこいきなり素直になる?バカ………」
好きです。
好きなのは隼世くんだけなので、これからも一緒にいて下さいね。