俺様不器用男子の甘い愛情
腹に感じる重みと、甲高い声。
静かな部屋中に響く。
カーテンから射し込む日の眩しさに目を細めながら開けると………
俺に跨がってる朝から元気な茉璃ちゃん。
「隼世くん、起きて。つまらないです。退屈です!」
「お前起きんの早すぎだろ……。今何時?」
「6時です!でも、今日10時から部活ですよね?早起きでちょーどいいじゃないですか」
「だからってなぁ~……」
「ゲームします?朝ご飯食べますっ?」
昨日あんだけ早く寝るからだろ!
ほんと俺の気も知らないで天然ってゆうか、能天気……困る。
「とりあえず、朝からゲームしねぇし。起きてすぐ飯はツライ」
「そっか………じゃあ、どうします?」
「茉璃と遊ぶ」
「へっ?はっ、隼世くん!?」
「天然もいい加減にして。茉璃ちゃん」
パタパタ抵抗する茉璃に深くキスをすれば、すぐに大人しくなる。
熱っぽい目で見上げてくるから止まんなくなるし。
「シていい?昨日からずっと我慢してたんだけど」
「……いいですよ……。でも、優しくしないと嫌です」
「それ茉璃次第で変わるから」
優しく出来なさそうだわ………。
結果、終わった後すっげー怒られた。
茉璃のおかげで気分良く部活行けそうだ~………。