俺様不器用男子の甘い愛情



「おかえり~。ジュース買いに行ってるだけなのに遅かったわねっ」

「玲菜……あのね…」

「ん?ジュース買ってないの?いいのなかった感じ?」

「う、うん!」


玲菜に余計な心配はかけられない。


大丈夫だよね、きっと………。


伊吹くんだって、あんなの冗談に決まってるよ。


彼女がいるのに本気で言ったりしないはず。



それにしても………思ってたより伊吹くんてイケメンだった、かも。


茶髪の前髪が長めの髪と左耳に空いたピアスが印象的……。



絶対あたしをからかってるだけ。


伊吹くんのことも告白されたことも全部、頭から消去します!


「玲菜!あたしもう一回、自販機行って来るねっ」

「え?あ、あーうん!行ってらっしゃい♪……ほんとに茉璃って不思議ちゃん」



まず、あたしみたいな冴えない子がイケメンに告白されるわけないんだから!


< 7 / 334 >

この作品をシェア

pagetop