俺様不器用男子の甘い愛情



振り返ると、そこには恭平くんと隼世くんの姿が……。


「なんで……恭平くんと隼世くんがいるの?」

「なんでってねぇ?俺と隼世が1組だからだよ。3年間クラス一緒♪」

「もしかして、茉璃と俺……同じクラス?」

「そうみたいですっ」

「ええっ!カップルで同じクラス?おめでと♪」


パチパチ拍手する恭平くん。


あたし隼世くんと同じクラス!?


友達が少ない中にこの運は、あたしとてもラッキーです!


カバンに付いてるうさぎちゃんをぎゅっと掴んだ。



「隼世くん!あたし……隼世くんと恭平くんいなかったら一人でしたっ!」

「泣くなって!誰も茉璃のこと一人にしないからな?」

「うっ~……」

「そうだよ。隼世がいなくても俺がいるから頼ってね?」

「いや、ダメ。俺を頼れ」


あたしの頭を優しく撫でて、慰めてくれる隼世くん。


玲菜とは離れちゃったけど、あたしなんとか頑張れそう……。


ううん、頑張んなくちゃ!!


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