恋がしたい。



「ここ!送ってくれてありがとねぇ〜」



「どういたしまして、おやすみなさい!!」



そう言ってニッコリ笑い、リョータくんは去って行った…

ホントに優しい子だな〜

あんな子が彼氏だったら…



おっと、いけない!


気が多いなぁーあたしは。


フラフラした足取りで部屋に入り、
シャワーを浴びた



汗と一緒に、コウちゃんとの思い出も、水に流そう…


明日からは、もう泣かない。



あたしは最後の涙を振り絞った。





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