恋がしたい。



チリンチリン…と、入口のベルが音を立てた。



「いらっしゃいませ!」




入ってきたのは、誰もがパッと目を引くような、
背が高く、
スラッとした、
美形の男の人。

見たことはないのに、
どことなく、
懐かしい感じを覚えた。




「ご来店は初めてですか?」


「え?あ、はい」


何故かその人は驚いた顔をしている。


「お手数ですが、こちらにご記入願います」


不思議に思いながらもあたしは
レセプションカードと、ペンを渡した



スラスラと素早く記入されたカードが返ってきた。



名前は〜…瀬田マサトさんか。


あ、同い年だー。



ん?!




………マサト?








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