恋がしたい。
そんな事を考えながら
黙々と仕事をこなしたあたし。
予約のお客さんは全員帰ったし、
あとは片付けをするだけだ。
床を掃きながら、
店長に聞いてみた。
「やっぱり女の子アピールで、
ご飯とか作ってあげるべきですかね?!」
「えー!!ヒメちゃん、料理なんてできるの??」
う………確かに。
一人暮らしだし、料理をするっていうよりも、
スーパーで買ってきた惣菜を食べる事の方が多いんだよね、あたし…。
コウちゃんと付き合ってた時は
ほとんど外食だったし。
てか彼氏にご飯を作ってあげるなんて、
初めてかも?!
「うーん…………
どうしよう!!」