来い恋
それ以上は恥ずかしくて言えなかったが亮輔さんは私の言ってる意味を
理解した様で
「いいの?芽衣の一言でスイッチはいっちゃったけど」
リラックスするために冗談ぽく言ってくれる亮輔さんに
愛おしさが増す。
私がフフっと笑うと首筋に亮輔さんの唇があたる。

布団の中の熱が上がり、亮輔さんは邪魔になってきた布団を足でずらし
床に落とした。
私たちの体を隠すものはなくなった。
亮輔さんは上から見下ろす姿勢でじっと私を見る。
「芽衣・・めちゃめちゃかわいい」
亮輔さんの人差し指が首をなぞる
「ここも・・・ここも・・・ここも・・」
なぞる指が首から鎖骨、と順に降りてくる
くすぐったさと気持ちよさに体がびくんと跳ね上がる。
その指がお腹を通り腿をさわると一旦その動きを止める
「もう・・後戻りできないけどいい?」
私は黙ってうなずく。
そして私たちは夢の国のホテルで初めて一つになった。
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