来い恋
昼間っから何考えてんの?私ってば。
赤くなった顔を手で扇ぎながら窓に近づくと近くには京都タワーが見えた。
しばらく景色を見ていたが
予定にはなかったお泊りで何も持ってこなかったことに気づく。
京都の駅ビルにも行ってみたいけどもし鉢合わせしたら超ヤバいので
亮輔さんに何も持ってきていないから買い物に行きたいが鉢合わせは
困るので現在地を教えて欲しいとメールした。
すると直ぐに返事がきた。
「俺が買っておくから芽衣は部屋で待ってて。それと部屋番号教えてね」
・・・・俺が買っておくって一体何買ってくるつもり?
なんとなく嫌な予感がしたがとりあえず部屋番号だけ教えて
私はベッドにドカッと寝ころんだ。
あー。疲れた・・・なんか朝からバタバタしてめっちゃ疲れた・・・
瞼が重くなりそのうち私はうとうとと寝てしまった。


ピンポーン、ピンポーン
「ん・・・ん?」
チャイムの音で目が覚め、ハッと気づくあれ?私寝てた?
チャイムが連打で鳴り響き私は慌てて飛び起きる。
「・・・・はい」
「おーーーーーーーーれ」
あー怒ってるっぽい?
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