来い恋
母は写真の中の亮輔さんのお母さんに触れ
「あんたが生まれたときね、誰よりも喜んだのは綾さんだったのよ」
「え?」
「ここだけの話し、綾さんは女の子が欲しくてね・・・。
私が芽衣を産んだ時なんかそりゃ~~もう喜んで喜んで・・・
で、よくドラマなんかである話だけど
子どもたちが大きくなったら亮輔君と芽衣を結婚させて
芽衣と家族になるって・・・そう言ってたのよ。」
母さんの目は少しうるんでた。
「綾さん・・・よかったね。冗談が本当になっちゃったよ。
私たち本当に親戚になっちゃったね・・・」
母さんの目から涙がこぼれていた。
母さんは昔からさばさばのあっけらかんとした性格で
めったなことでは泣かなかった。
そう、私が一番憶えてる母さんの涙はあの葬式の時だった。
「お母さん・・・」
母さんは涙を拭い、目の前の衣装箱を開けた
「お母さん・・・これって・・・もしかして・・・」
箱の中にはウエディングドレスが入っていた。
「これは綾さんが結婚式にきていたものなの。
綾さんは、芽衣が結婚する時これ着てほしいって言ってね・・・
でもそれも叶わぬまま亡くなったでしょ。
亡くなる2か月前にこれを私が預かったのよ」
それはマーメイドラインのウエディングドレスだった。
「綾さんに見せたかった。」
母は涙を流しながら微笑んでいた。
「あんたが生まれたときね、誰よりも喜んだのは綾さんだったのよ」
「え?」
「ここだけの話し、綾さんは女の子が欲しくてね・・・。
私が芽衣を産んだ時なんかそりゃ~~もう喜んで喜んで・・・
で、よくドラマなんかである話だけど
子どもたちが大きくなったら亮輔君と芽衣を結婚させて
芽衣と家族になるって・・・そう言ってたのよ。」
母さんの目は少しうるんでた。
「綾さん・・・よかったね。冗談が本当になっちゃったよ。
私たち本当に親戚になっちゃったね・・・」
母さんの目から涙がこぼれていた。
母さんは昔からさばさばのあっけらかんとした性格で
めったなことでは泣かなかった。
そう、私が一番憶えてる母さんの涙はあの葬式の時だった。
「お母さん・・・」
母さんは涙を拭い、目の前の衣装箱を開けた
「お母さん・・・これって・・・もしかして・・・」
箱の中にはウエディングドレスが入っていた。
「これは綾さんが結婚式にきていたものなの。
綾さんは、芽衣が結婚する時これ着てほしいって言ってね・・・
でもそれも叶わぬまま亡くなったでしょ。
亡くなる2か月前にこれを私が預かったのよ」
それはマーメイドラインのウエディングドレスだった。
「綾さんに見せたかった。」
母は涙を流しながら微笑んでいた。