来い恋

初めてのkiss

「ね！意外と近いでしょ？」
本当に近い。

薫と飲んでたら、亮輔さんが迎えに来て、無理やり連れてこられた
のが亮輔さんの住んでいるマンションだった。

見ただけでそれが新築マンションだとすぐにわかった。
「このマンション買ったんですか？高そうですね・・・」
高層マンションを見上げ思わずつぶやいていた。
「・・まあね・・半年前に買っちゃった。ここじゃ嫌？」
嫌って・・・そこ、私に聞いてどうすんですか？
買ったのは亮輔さんで、いいとか悪いとか言う権利、私にはない.

「嫌とかじゃなくって。単に凄いな～って思ったんで」
「そう・・いずれ君もここで暮らすから、どうかなって・・・」
え？
ここで暮らすって？　　私と？・・・びっくりして亮輔さんを見ると
「君と結婚したら住もうと思って買ったんだけどね」
この人今凄い事いったよね。

結婚って・・たしかに今私たちは、一応結婚を前提に・・って事になっているけど
これ買ったのって半年前って言ったよね？
・・・って事はお付き合いする前から結婚考えてたの？
もし私がお付き合いを断ってたらどうしてたの？
ますます亮輔さんがわからなくなる
「ねー。僕たちはいつまでここで立ち話してればいいのかな？
出来れ部屋に入りたいんだけど」
「あ！すみません」
私たちはマンションの中へと入って行った