来い恋
「本当にうまい!」
亮輔さんが唸る様に誉めてる。
こういっちゃ―なんだがハンバーグだけは自信がある。
実家でもハンバーグは大絶賛されているのだ。
「よく母親から『このハンバーグで男の胃袋を掴め!』って言われてましたから」
あの人の言うことだから、もてない私の最終兵器とでも思っていたんだろう。
「俺、芽衣のお母さんすきだよ。めちゃくちゃ乗りがいいよな」
「母も20年早く生まれてたら亮輔さんとお見合いしたかったそうですよ」
今度は涙流しながら笑ってるし・・・
「ははは・・・俺が芽衣のお母さんとお見合いしちゃったら芽衣と・・・出会えなかったね」
そこ真顔で言わないでください。
夕食が笑顔いっぱいになった。
好きな人と一緒に食べるご飯がすごくおいしいと思った。
今日からこうやって毎日一緒に食べれると思うと何だかむず痒いけど
全然嫌じゃないと思った
ご馳走様をして、私は後片付け、亮輔さんはリビングのソファーで
仕事の資料を読んでいる。最初は片づけを手伝うって言ってくれたんだけど
今度お願いしますと言って断った。
後片付けも終わりリビングを覗くと亮輔さんは真剣に資料を読みこみながら
時折PCをいじっている。
相変わらず忙しい人。
私はコーヒーを2人分入れて仕事の邪魔にならないようにそっと置き、
ソファーの端ににちょこんと腰を下ろした。
するといきなり頬をツンツンと突っつかれた。
慌てて横を向くとすぐ近く亮輔さんの顔があり、飛び上がりそうになる。
「なにツンツンするの?びっくりしたー」
亮輔さんはPCを閉じ、資料もカバンにしまい、
「芽衣を待ってたんだけど」
否、仕事してたよね。めちゃめちゃ真剣な顔でしてたよね。
「仕事いいんですか?」
「仕事はいいんです。」
そう言うか否や今度は私の肩を抱き寄せた
「今日からよろしくね。僕のプレ奥さん」
と耳元で囁かれる。その耳元トークはやめて。
この人のおかげで1つわかった事は自分の弱点が耳だということだ。
亮輔さんが唸る様に誉めてる。
こういっちゃ―なんだがハンバーグだけは自信がある。
実家でもハンバーグは大絶賛されているのだ。
「よく母親から『このハンバーグで男の胃袋を掴め!』って言われてましたから」
あの人の言うことだから、もてない私の最終兵器とでも思っていたんだろう。
「俺、芽衣のお母さんすきだよ。めちゃくちゃ乗りがいいよな」
「母も20年早く生まれてたら亮輔さんとお見合いしたかったそうですよ」
今度は涙流しながら笑ってるし・・・
「ははは・・・俺が芽衣のお母さんとお見合いしちゃったら芽衣と・・・出会えなかったね」
そこ真顔で言わないでください。
夕食が笑顔いっぱいになった。
好きな人と一緒に食べるご飯がすごくおいしいと思った。
今日からこうやって毎日一緒に食べれると思うと何だかむず痒いけど
全然嫌じゃないと思った
ご馳走様をして、私は後片付け、亮輔さんはリビングのソファーで
仕事の資料を読んでいる。最初は片づけを手伝うって言ってくれたんだけど
今度お願いしますと言って断った。
後片付けも終わりリビングを覗くと亮輔さんは真剣に資料を読みこみながら
時折PCをいじっている。
相変わらず忙しい人。
私はコーヒーを2人分入れて仕事の邪魔にならないようにそっと置き、
ソファーの端ににちょこんと腰を下ろした。
するといきなり頬をツンツンと突っつかれた。
慌てて横を向くとすぐ近く亮輔さんの顔があり、飛び上がりそうになる。
「なにツンツンするの?びっくりしたー」
亮輔さんはPCを閉じ、資料もカバンにしまい、
「芽衣を待ってたんだけど」
否、仕事してたよね。めちゃめちゃ真剣な顔でしてたよね。
「仕事いいんですか?」
「仕事はいいんです。」
そう言うか否や今度は私の肩を抱き寄せた
「今日からよろしくね。僕のプレ奥さん」
と耳元で囁かれる。その耳元トークはやめて。
この人のおかげで1つわかった事は自分の弱点が耳だということだ。